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数土 幸夫; 村尾 良夫
JAERI-M 6848, 60 Pages, 1976/12
燃料体事故時の再冠水時に出現する膜沸騰熱伝達について、米国PWR-FLECHT実験、従来の膜沸騰熱伝達についての研究の検討の結果、入口流速、系の圧力、入口サブクール、初期燃料体温度等の影響が明らかとなった。また、モデル実験を行って、上記の要因の影響の定量的な評価を行った。その結果、飽和膜沸騰熱伝達率 hc、satについては、Bromleyと同形式で係数が異なる表式が得られた。また、熱伝達率に大きな影響を与えるサブクールの影響については、局所のサブクールTsubと飽和膜沸騰熱伝達率hc、satとで、サブクール時の熱伝達率hc、satは以下のように表わせる。Hc,sat=(1+0.025Tsub)Hc,satこの表式の誤差は20%以内である。